まさか水漏れだとは思いませんでした

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当時私は青森に住んでいました。冬は雪も多い為、職場の近くにマンションを借りて生活していました。
その日はいつもより少し帰宅が遅く、かなり吹雪が酷い日でした。まずマンションの自分の部屋の前でちょっとした異変に気が付きました。部屋の扉の前に水たまりがあったんです。

多分誰かの服に着いた雪が解けたんだろう、とその時は特にき気にもとめずに中に入りました。その時室内には特に異常もなく、いつも通りでした。

玄関前の異変の原因は天井からの水漏れ?!

私のマンションは八階建て私は一階に住んでいました。
音楽を掛けながら、夕食を片手にネットサーフィンを楽しんでいました。

音楽のせいで周りの音は一切聞こえていませんでした。

一時間ほど経ったとき、私は異変に気が付きました、お手洗いに立ったのですが、トイレの天井から雨漏りのように水が垂れていたんです。

その時はまだポツポツ垂れるくらいだった大きめのボールを置き、対応しました。

しかし一度水漏れを見てしまうと気なって仕方なくなり、何度か確認しに行ったのですが、雨漏りらしきものは更に酷くなっていて、天井から壁を伝って流れてきていました。

ふとキッチンに目をやると、キッチンの壁も濡れていて、玄関のドアにも水が垂れてきていました。

慌てて廊下を見ましたが、私の部屋の前だけ水たまりがあり、帰ってきたときよりも大きくなっており、明らかに異常でした。

不動産屋に電話を掛けることに

近隣の部屋に迷惑をかけることが気になってしまい、私はすかさず不動産屋に電話しました。

しかしさすがに営業時間外という事もあり、繋がりませんでした。

緊急ダイヤル的なものも考えましたがそもそも原因がわからなかったので、どこに電話していいかもわかりませんでした。

心当たりは全くないものの、自分の部屋だけで起きているような現状に自己責任を感じ、まずその部屋を出ることを考えました。

恐らくこのままそこで寝ていたら、寝室まで水が迫ってきそうだったからです。とりあえず思いつく限りの貴重品を鞄に詰め込み、タクシーで友人の家に向かいました。友人に事情を話すと快く泊めてくれました。
友人にも簡単に状況を伝えましたが、水漏れの場合一般的には上の階で原因が起きているから大丈夫と言われました。

少し安心しましたが、現場にいた私は焦りが隠せませんでした。深夜一時ころだったと思います。

知らない携帯電話から電話がありました。不動産屋でした。

なにやら近隣の隣人が通報したとの事でした。私も連絡したが、不動産屋も管理会社も全くつながらず対処が出来なかったことを責めました。

謝罪の後、部屋が濡れていたので、掃除をしました、と伝えられ、詳しい事は明日以降ということになり、その日はそのまま就寝しました。
翌日不安の中、友人に寄り添ってもらい、部屋に戻りましたが、あまりの現状に愕然としました。

翌日部屋の確認をしたら災厄の事態が起きていた

部屋の間取りは八畳の1Kだったんですが、キッチンを越えて、部屋の半分までが水浸しでした。どうやら水は停まっていたようでしたが、靴を脱いで上がることも出来ないくらい酷い状態でした。

水場はまだ何とか許せましたが、一番ショックだったのがクローゼットです。ほとんどの衣類をクローゼットにしまっていたんですが、全ての服がずぶ濡れでした。

しかも水も透明ではなかったようで着れなくなった洋服もありました。

PCなどの家電製品も壊れてしまい、かろうじて冷蔵庫と洗濯機が動くような状態でした。私は思わず号泣してしまいましたが、一旦我に返ると、逆に怒りがどんどん込み上げてきました。

そして、待ち合わせ時間通りに不動産屋がやってきました。
まず開口一番に私は文句を言いました。

夜とはいえ緊急時に連絡がつくような番号をどうして教えてくれなかったのか、それさえわかっていれば被害は最小限で済んだのではないか、と思いつく限り、不動産屋を攻め立てました。

向こうは完全に平謝りでした。そして一番腹が立ったのが水漏れの原因でした。

何と私の真上の配水管が自然に敗れて水が漏れていたそうなんです。

要は建物の老朽化が原因だと言われたんです。怒りは更に燃え上がりました。何のために管理費を払っているのか、定期点検はしていていないのか、とこれも完全に向こうが平謝りでした。怒り続けても話が前に進まないので、私は今後の話をすることにしました。

詳しい契約内容は覚えていませんでしたが、こういった建物のトラブルに関する保険に加入させられたような気がしたので、それを確認したら保険が下りると言われました。

手続き方法がわからないと言ったら、被害にあったものだけをリストアップしてもらえたら、手続きは不動産屋がしてくれると言ったので、そこだけは良心的だと思いました。

一番高額なものでPCが壊れていたので、リストにしてみると被害総額は約20万相当でした。衣類に関しては正確な金額がわからないものが多かったですが、精神的苦痛をプラスして少し高めに申告をしました。

そして2か月ほどしてやっと金額が戻ってきました。しかし、戻ってきたのは13万弱でした。詳細が知りたいと言っても教えてもらえず、泣き寝入りするしかありませんでした。

今も賃貸契約をしているので、夜間の緊急連絡先、そして加入している部屋の保険は精査しておきたいと思います。

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